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エピソード1

母がつくった我が家の歴史。次世代に渡す私の歴史も航空写真に残したい
(東京在住 男性 60代)


数年前に雄飛航空さんの訪問販売で我が家の航空写真を購入しました。入退院を繰り返し、家に帰ることを何よりも願っていた母の病室に飾ってやりたかったのです。母は敷地全体が見渡せる航空写真を嬉しそうに眺めて、「こんなに綺麗に花が咲いて。お父ちゃんにも見せてあげたかったな。」とつぶやきました。
この家の始まりは半世紀も昔のこと。両親が興した会社が軌道にのりつつあったころ、志半ばで急死した父が、生前にこだわり抜いて設計したものです。良い材木を取り揃え、地鎮祭を終えて、まさに竣工というときのことでした。経理をしていた母は、急きょ社長となり、同時に家の建築も父の供養と思って、無理をして実現することにしたのです。
大変な苦労がありましたが、おかげさまで家も会社も半世紀を迎えました。
母の葬儀で親族一同が集まる中、遺影の横に航空写真を飾り、みんなで故人をしのびました。そんな我が家も今年は大きな改築を行い、次世代に渡す準備に入ります。これは私の歴史になりますので、また、ぜひ航空写真に残したいものです。

エピソード2

大人になって初めて、おじいちゃんにせがんで買ってもらったプレゼント
(宮城県在住 女性 30代)


嫁いでから3年ぶりの里帰り。とは言っても、お父さんが市内に建てた新しい家。今でも実家と言う気がしない。
「だって私の部屋はなくて、客間で寝るんだよ。ひどくない?」と着く早々、コタツでおじいちゃんにぼやきながら床の間の一枚の写真に見入ってしまいました。
「これって、あの家なん?」
「1年くらい前に案内にきてな、ずいぶん迷ったんだが、お前も喜ぶかなと思ってな。どうじゃ、懐かしいか?」
山奥の小さな集落の中にある、見慣れた瓦葺きの小さな家。小さい頃、古臭くて嫌だった土間も、その頃買ってもらった自転車も写っている。ただただ懐かしくて、「おじいちゃんが亡くなっても、何もいらないからこれだけはちょうだい」
思わず、自分でも驚く位はっきりと口にしていました。
思えば大人になって初めて、おじいちゃんにせがんで買ってもらったプレゼントです。後日、おじいちゃんが追加注文してくれた写真が届きました。子供たちに、私が育った家 を見せることができて、本当に良かったです。

エピソード3

長男の結婚を機に建て替えた、築40年の我が家
(富山県在住 男性 60代 )


周りの家では数件は持っている「我が家の航空写真」。
これまでウチには案内にきたことはなかったんですね。
ご近所さんがいうには、「防風林が邪魔して、撮れないんじゃないの」とのこと。欲しくても、頼んだら何十万とすることはわかっていました。
すぐに建て替えることはないにしても、もう築40年いろいろガタがきてるし、長男に嫁がくるころには・・・と思っていた矢先。
妻が、「今日セールスマンがきて、航空写真がなんとかって言ってたけど、断ったからね」と。
連絡先と見本を置いていったので、急いで連絡してみたら、駆けつけてくれました。
「プロのカメラマンが、一軒一軒撮っています。」確かに写真を見ると、これ以上ないという角度で屋敷も庭も、ガタがきた倉庫も綺麗に写っていました。
セールスマンの勧めもあって、大きなサイズを注文しました。息子の結婚も決まり、来年に建て替えの予定です、間に合ってよかった。ありがとう。

エピソード4

セールスマンの誠実な態度、何より素晴らしい写真に感動
(静岡県在住 男性 50代)


「いらんと言ったろうがぁ!」我ながらもの凄い剣幕で、男性に怒鳴ったのを今でも覚えています。
「さっきのセールスマンは、表の門扉が開かないからと裏口から入ってきてな。妻が不審がって断ろうとしたら『あんたじゃ話が分からないからご主人を出せ』ときた。だから訪問販売は嫌いなんだよ!」
青年は驚いた表情のあと、深々とお辞儀をして丁寧に話し始めた。
「どちらの方かは存じませんが、先のセールスマンの失礼をお詫びいたします。私どもは確実にそのお宅のご主人様に写真を届けるために、一軒一軒ご訪問させていただいております。私はお客様が喜んでいただけるこの仕事に誇りを持っております。」

少し悲しそうな顔をして、無料の見本を渡し、お辞儀をして帰ろうとする彼に、思わず声をかけていまいました。
「その航空写真について、もう少し詳しく説明してくれないか?」 彼の誠実な態度、何より素晴らしい写真に感動し、その場で一枚注文しました。
いきなり怒鳴ったりしてすまなかった。いい写真をどうもありがとう。

エピソード5

写真しか残っていない『親父の建てた家』
(大阪在住 男性 40代)


ウチではお仏壇に2枚の写真を飾っています。
実家は広島にありますが、今は大阪で結婚して、家も建てて10年。先日、親父が亡くなったあと仏壇と一緒に、広島の実家の航空写真を持ってきて飾ったばかりでした。
昔、航空写真の案内に来た時には「親父には『無駄遣いして!』と怒り飛ばしたんや」悪いことをしたなぁ。
「この年になったら親父の気持ちもわかるような気がするよ。自分の苦労や思い出は子孫に残したいんやね」
「建て替えてしまって、写真しか残っていない『親父の建てた家』の隣に『俺の建てた家』の写真を残すのもええな。親父には怒ったけど、俺も買おうか。」

ご縁があるんでしょうね。広島と大阪、2枚とも雄飛さんの写真です。新旧の実家が仏壇の上に誇らしく飾られています。良い写真をありがとう。